【彩墨】下絵に◎! あや&深美 レビュー

私は今まで下絵の線を描く画材について様々なものを試してきました。その中で出会った『彩墨』。今回はあや(墨運堂)&深美(呉竹)の2つのメーカーの彩墨をレビューしていこうと思います。

なお、今回のレビューでは私が所持しているカラーのみのレビューになるので、その点ご了承くださいm(__)m

彩墨の魅力

①細い線も太い線も変幻自在な表現が可能

彩墨で描いた下絵線

彩墨で描く線の魅力の一つは、筆を使って描くゆえに力加減一つで線の表情が変わる点です。均一な線も描けますが、細い線と太い線が入り混じることで対象物に躍動感がプラスされます。ちなみに筆は『面相筆』という細い筆を使います。

②色が鮮やか!混色も出来る

彩墨はカラーバリエーションも豊富です。そして墨とは思えないくらい鮮やか!

私は主に下絵を描く際に使用していますが、もちろん作品の着色にも使えます。そしてこの彩墨は混色も可能欲しい色が自分で作れるのも嬉しいポイントですよね^^

③水に落ちにくい

水を多用する水彩画の下絵の線画で重要なのが『耐水性』だと思いますが、この点も彩墨なら大丈夫。墨は乾くと耐水性もあるので、下絵の線にも適しているんです。(日本画の技法『骨描き(こつがき)』でも下絵に墨を使っています)

せっかく描いた下絵が消えてしまっては元も子もないですからね^^;

あや(墨運堂)の色味

私が所持しているのは画像の6点。(最後のは胡粉(白)なので、黒に混ぜて灰色にして見やすくしました。)肌に馴染む黄色や茶系を主に揃えています。

単色使いよりも、混色して肌馴染みの良い色に調整して使うことが多いです。私的イチオシなのが『黄土』。黄土は混色すると肌馴染みの良い色になるので使いやすいカラーだと思います。あやは全18色展開。

深美(呉竹)の色味

写真だと同じ色に見えますが、紅梅は濃いピンク、鮮光は鮮やかな赤です。

ちょっと少ないんですが、深美は現時点で2色所持しています。鮮光も紅梅もあやと同様に基本は混色して使っています。

特に紅梅の絶妙なピンクは、混色すると顔の輪郭線に使うと肌色と馴染みます。線が悪目立ちしない優秀カラーです。こちらは全14色展開。(単色購入の場合は全12色)

混色例

参考までに、これらは私がよく使う混色の組み合わせです。どの色も肌と馴染む色味になっています。特に『深美(呉竹)の紅梅×あや(墨運堂)の黄土』の組み合わせは、ピンクブラウンのような色味で、これが絶妙カラーなんです(^^)♡

(混色は同メーカー同士の方が良い気がしますが、色味を優先してます)

こんな風に混色することで、下絵の線の色を自分好みにできるのも嬉しいポイントだと思います。ニュアンスカラーを自作で作れるの、良いですよね〜♪

↓その他のおすすめ墨画材たち↓

今回レビューする全4つの外装紹介(顔彩耽美)

さいごに

墨という画材のイメージは黒系のものばかりと思っていましたが、こんなにもカラフルで鮮やかでバリエーションに富んでいるということがわかって、私自身勉強になりました。

今のところは下絵に使うことが主流になっていますが、もっと色味を買い揃えて着色などにもトライしていきたいと思います!

※以下リンクは、混色例画像の一番左の組み合わせです。

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今乃かおり
魂の声を描く、食と表現の統合アーティスト。 ホールフードプラントベース食に出会い、心と体が軽くなると共に、内なる静けさの中から『ほんとうの声』が聞こえてきました。 食とアートで自分を整え、自分の道をまっすぐに歩む生き方を発信しています。 詳しいプロフィールはこちら | お問い合わせはこちらまで