【青天の霹靂…】墨運堂の絵墨3種を使ってみたら最高だった件について

絵墨シリーズ3種の外観

私が最近ハマっている『日本画材』。その中でも特に興味が強かった絵墨という画材があります。今回は絵墨シリーズの中からピックアップした3種類について、レビューしていきたいと思います。

絵墨の全体の印象

絵墨は墨がベースになっている固形タイプの絵の具です。パッと見どれも黒っぽいですが、水を付けた筆でなぞると、全く別々のカラーがお目見え。どのカラーも墨独特の深みのあるダークな色合いが特徴です。

私は墨って、なんていうか”色気”を感じるんですよね(笑)。作品が一気に艶かしくなります。墨は日本古来から親しまれている画材なので、そんな墨を現代アートに取り入れやすい形にした、画期的な画材だと思いました。

早速個別のレビューへGo!

①絵墨

こちらの『絵墨』は、3色の中で一番落ち着いたトーンです。

水分調節によってだいぶ印象が変わります。

茶系はちょっとアイボリーブラックに近い感じ(でもちゃんとブラウン)。この茶系だと、普通の黒よりも柔らかい印象になるので、漆黒が苦手な方にも取り入れやすそうです。(かくいう私)

あとは赤系と黄系を混ぜて肌色として使うこともあるかな。かなり渋い肌色になりますが。肌色も作れるから、絵墨一つあれば余裕で一作品描けそう(^^)

②絵墨 明

先ほどの絵墨よりだいぶ明るい”明”。

しかしながら、しっかり墨の仄暗さは残っています。

この明のカラーの中で特に愛用しているのは朱明なのですが、この朱明、唇の色味に使うととんでもなく色っぽい仕上がりに…!!

絵の中の人物に一瞬ドキッとしてしまうくらい、お色気ムンムンです。個人的には、今まで出会った色の中でダントツの一押しカラーになりました。(笑)

③絵墨 淡

こちらの”淡”は、パステル調の優しく柔らかい色味がとっても可愛いラインナップ。

普通のパステル色だと、ちょっと幼さというか子供っぽさがあると思うのですが、絵墨のパステルはくすみを感じるパステルなので、大人っぽく使えて◎。モノトーン作品のポイント使いでも映えそうです(^^)♡

さいごに

鮮やかさやクリアな色味が好きな私が初めてトライしてみた、シックな絵墨シリーズ。

自分の好みとは真逆…と思って実は今まで避けていたのですが、実際に使ってみたらとんでもなく素敵なカラーばかりでした。

自分のテイストじゃないから!と、はなから決めつけるの良くないですね〜(^^;)

シックで仄暗さが大きな魅力の墨絵。いつもの作品が、より一層色っぽく&大人っぽくなります。

興味を持たれた方はぜひ試してみてくださいね^^

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今乃かおり
魂の声を描く、食と表現の統合アーティスト。 ホールフードプラントベース食に出会い、心と体が軽くなると共に、内なる静けさの中から『ほんとうの声』が聞こえてきました。 食とアートで自分を整え、自分の道をまっすぐに歩む生き方を発信しています。 詳しいプロフィールはこちら | お問い合わせはこちらまで