前回に引き続き、今回もギリシャ神話に登場する女神を描いてみました!製作にまつわる小話等も書いているので、よろしければご覧ください^^
今作品『Iris(イリス)』にちなんだプチメモ
まずは女神Iris(イリス)とは何ぞや?という方へ向けて、ざっくりとですがご説明したいと思います。
- 天と地を結ぶメッセンジャーの役割を持つ女神
- メッセンジャーゆえ『迅速』でもある
- 聖花はアヤメ
- アヤメの花は聖母マリアの象徴と言われることも
- ちなみにフランスの国花はアイリス(アヤメ)、英語でirisは『虹彩』の意味を持つ
というような感じ。
個人的に好きなフランス要素(アヤメ=フルール・ド・リス)や虹がふんだんに散りばめられている女神Iris。『ああ、これは絶対描きたいな』と思いました。もちろん今回の作品にもこの要素はバッチリ加えてあります^^
注目してほしいポイントはココ!
今回は特にアヤメの花を象徴的に描きたかったので、人物を取り囲むように大きなガーランドにしてみました。(ちなみにガーランドとは『花環』のことです)
凛と立ち咲くアヤメの直線的なラインはそのままに、歯の部分はあえて曲線にすることでメリハリをつけてみました。
また、アヤメの花は最初に水彩絵の具でグラデーションをかけていますが、その上から更に色鉛筆で加筆し、グラデーションを際立たせています。水彩絵の具の色味とは若干違う、でも似た色の色鉛筆を加えることで、更に色に深みが出せるので、このやり方を好んでよくやっています。色鉛筆を使うとパステルのような柔らかい雰囲気になるんですよね^^
新たな出会いが…
今回の制作にあたって、『カリグラフィー』というものとの出会いがありました。(作品上部の”Iris”の英字部分にて)
元々日記をつけたりメモ魔なのもあって、字を書く機会は多いし好きなのですが、カリグラフィーのもつ歴史・美しくも個性満載の書体の多さに良い意味で圧倒されてしまって…。久しぶりに字と向き合いたいなと思える嬉しい機会でした。
この『自分が心惹かれるものとの出会い』って心が沸き立つというか、それが物であれ人であれ、何度でも経験したいですよね^^♡
こういう小さな幸せがたまらなく愛しいと思う最近の私でした。