絵の下絵を複写するのに、何を使ったら良いのかわからない…とお困りの方はいませんか?そんな方に一度使ってみて欲しいのが、この『スーパーチャコペーパー』という画材です。このスーパーチャコペーパーは水彩紙を汚す事なく転写できる優れものなんですよ^^今回はこの画材の特徴や使用感を詳しくレビューしていきたいと思います。
スーパーチャコペーパーってどんなもの?
このスーパーチャコペーパーは紙をはじめとした様々な支持体(布・金属・ガラスなど)に描くことのできる薄手の紙です。もしかしたら、絵の画材よりも裁縫分野の方で聞いたことがあるかもしれませんね。
このスーパーチャコペーパー最大の特徴は、なんといっても複写した線が水で簡単に消えるというところ!
失敗した線を容易に修正することができますし一発で綺麗に消えるので、紙を傷めることもありません。しかも線もハッキリうつるので見やすい点も◎。
カラーはグレー・水色・白の3色展開。私はグレーとブルーを作品によって使い分けています。(よりブルーの方が線が目立たない印象でした。)
スーパーチャコペーパーの使い方
次は普段の私の使い方を写真付きでご紹介したいと思います。
まず、水張りした水彩紙・スーパーチャコペーパー・下絵を用意します。
(※私はいつも木製のパネルに水張りして絵を描いています。パネルだと常に自分が描きやすい方向で描けるので、かなり描きやすいです。パネルおすすめ^^)
※パネルへの水張りについては、こちらの記事に詳しく書いています!
見えづらいですが、一番下に水彩紙→スーパーチャコペーパー→下絵コピーの順にセットしています。スーパーチャコペーパーと下絵がずれないよう、マスキングテープで留めます。
テープを留めるのは『テープで留める部分を上部半分のみ』にするのがオススメ!上部だけにすると、ちゃんと線が転写されているかペラペラめくりながら確認できるから安心だよ〜^^
あとは下絵をボールペンでなぞっていきます。ちなみにボールペンは、赤などの色付きのものを使えば、どこをなぞったかが一目でわかるし&線の重複を防げるのでおすすめです。
そして、こちらがスーパーチャコペーパーで複写した線画になります。最後に複写線の上から好みの画材で線をなぞり、よく乾燥させたら下絵の完成です。余分な線は水で濡らした筆で拭き取りましょう!サ〜っと綺麗に消えますよ♪
一つ言い忘れていましたが、ボロボロのペーパーでもお分かりの通り、このスーパーチャコペーパーは繰り返し使うことが可能です。私はかなり使っていて、ペーパーに下絵線がくっきり残っていますが、そんな状態でも綺麗に転写されますので、コスパは◎です!
最後に
以前は鉛筆で作った自前のカーボン紙などで転写していた私。カーボン紙を作るのも時間がかかるし、何より転写した紙が汚れてしまうのが嫌だったんです。
でも今はこのスーパーチャコペーパーのおかげで、転写作業が格段に早く&美しく仕上がるようになりました。大助かり♪
興味を持たれた方はぜひ試してみてくださいね^^
このスーパーチャコペーパーは布用とデザイン用があります。どちらも用途に”絵画”と書いてありますが、私はデザイン用を使用しています。