最近女性を描いていなかったので、久しぶりに描いてみた今回の作品。作品の注目してほしいポイント等も合わせてご紹介しているので、見ていただけたら嬉しいです!(^^)
Urania/ウーラニアとは?
今回題材に選んだUrania/ウーラニア。ご存じの方もいると思いますが、彼女はギリシャ神話に登場する9柱のムーサ(女神)の中の一人です。(ウラニアまたはウーラニアー呼びがメジャーですが、私はこの「ウーラニア」という音の響きが好きなので、あえてそう呼んでいます^^)
ウーラニアは天文・占星術・未来予知などを司る女神。『宇宙や神秘』がテーマになっています。彼女を描こうと思った時『深淵』を感じる印象だったので、なんだかカラーもシックになる予感が…。ダークトーンであまり描くことがなかったので、ちゃんと描けるだろうか?と内心ドキドキしながら制作に臨みました。
注目してほしいポイント
髪型とピアス
以前雑誌か何かで、ヨーロッパ圏の女性がこの髪型をしていたのを見て一目惚れしてしまいました。「この髪型いつか描くぞ〜!」と思っていたので、念願果たせました^^クラシカルな雰囲気がお気に入りです。
ピアス部分はオパールのような感じにしたかったので、下地に水彩で虹(7色)を忍ばせています。(そのおかげで色に深みが出た〜!)その上からアクリル絵の具を塗りました。その名も【ラメカラー/オパール】(まんま!)。透け感や少し白濁した色味なのが丁度良くて、これを使うと存在感がアップします。下地の色を活かせるので、使いやすいお気に入りの絵の具です^^
肌の血色の表現
私は水彩で着色した上から、コントラスト差をつけるために色鉛筆で調整することが多いのですが、今回の作品では普段よりも多色づかいをしてみました。ニュアンスカラーを少しずつ重ねることで色に深みが増します。色鉛筆を使うことで柔らかな印象になるし、手軽に色の微調整ができるのも好きなんですよね〜(^^)♡
下記のカラーは肌馴染みが特に良いと感じるカラーです。色の深みを出すには持ってこいのオススメカラーになります^^
背景
今までは宇宙をテーマにした作品は好んで描いてきましたが、それでもどことなくカラフルさの爪痕を残すクセがあった私。今回は初試みで、最初からシック&ダークトーンを意識してみました。
背景全体には分離色のパープル系を、12星座のマーク部分はグレー系にしてみました。シックでも華やかさは欠かせないので、その点をカバーすべく『ゴールド』をふんだんに使っています。(画像では分かりづらいですが立体的です(^^))シックなカラー特有の静寂な雰囲気は、まさにダークトーンならでは。
シックなカラーも意外と良いな…と今までの固定概念が崩れ、新たな扉が開いた気がします。線画や墨絵も描いてみたい。また挑戦してみたいことが増えました!課題としては、吸水力が高いアルシュの細目紙だったせいでしょうか、せっかくの分離色があまり活きなかった点です。極細目だと良かったのかもしれません。次回に活かしたいと思います!
完成Ver.はこちら
さいごに〜日々是好日〜
季節もすっかり秋本番になってきましたね!山形の秋も日を追うごとに深くなってきています。
実った稲穂が風に揺れる黄金色の絨毯景色は美しく、ブドウ・柿・ラフランスなどのみずみずしいフルーツに、山形のソウルフードである『芋煮』。紅葉や温泉を楽しめる、個人的には山形が一番活気付く季節だと思っています。(私はもっぱら『食欲の秋』ですが。えへへ^^)
あ、そうそう、全国の皆さん的には芋煮って何味が有名ですか?…醤油なのかな???実は芋煮って、醤油の他にも味噌で味付けするところもあるんですよ〜!
そんな芋煮ですが、私のお袋の味の芋煮は『醤油と味噌』の両方を入れたハイブリット型。地域によって分かれているのか or うちだけ特殊なのかは分かりませんが、小さい頃からこのハイブリット型を食べて育ったので、これを食べないと芋煮って感じがしません。
醤油のあっさり感と味噌のコク、この二つを入れることで味に深みが増して美味しいんですよね〜(^^)♡秋は毎年肥えてしまう気がする笑。
厳しい冬が来る前に、秋を楽しみつくしたいと思います!皆さんのお住まいの地域では、どんな『秋』がありますか?ぜひ教えてほしいです♪
※フ…ファーバーカステル/ポリクロモス カ…カリスマカラー