今まではギリシャ神話などの海外モチーフをたくさん描いてきましたが、今回は日本の『大正時代』をピックアップしてみました。和洋折衷で独特の世界観が魅力の、大好きな大正文化。そんな中でも今回は『モガ』がテーマです。制作過程話や、ふと降りた小話も添えて書いてみたので、よろしければご覧ください(^^)♪
アニメ
今まで描いてきたの品を見ればバレるのですが、ギリシャ神話や古代のモチーフなど、いにしえ系が好きな私。この大正文化も以前からそこはかとなく興味はありました。
そんなやんわりとした興味に本格的に火がついたのが『薬を売る人外さん』が主人公の某アニメとの出会い。(3月に劇場版の2作目が公開されるヤツ。大奥がテーマの^^わ、わかるかな?!)ちょっと仄暗いお話が多いアニメです。(アニメ最終話の『ばけねこ』がちょっと大正っぽくて好きです)
大好きな大正文化ですが詳しい知識はなかったので、今回色んな資料を集めて勉強することに。そこで『モガ』以外の『モボ』という言葉を初めて知ったり(モガ=モダンガール、モボ=モダンボーイ だそう)、その時代の実際の生活の様子や流行を知ることが出来ました。その時代をしっかりと学ぶと、モチーフへの解像度が深まって楽しいです。現代でも違和感のないファッションがほんと素敵だし(^^)♡
私が読んだ本。すごく勉強になりました。より深くモガの生態について知りたい方におすすめです!
ココが注目ポイント!
ステンドグラス
この時代と言ったら私の中では『ステンドグラス』がパッと浮かぶモチーフだったので、もう絶対入れよう!と思って描きました。ステンドグラスに入れた手の形のモチーフは『ムドラ』という印相です。忍者や呪術アニメでも大活躍の手印。手の印って…なんかこうグッときませんか?!手って私的に色気があって好きなんですよね。(アニオタ丸出しですいません!)
逆三角と三角、それの統合である六芒星。ほんとに無意識でこのモチーフを描いていました…。無意識で描くなんて、どんだけ好きなんだよ!と自分にツッコミ入れてました。恐ろしい(^u^;)
『盛り上げ』て立体感を演出

これまで小さい部分では幾度も使ってきた盛り上げ胡粉ですが、今作では過去一広範囲に使っています。(パールの部分と背景の花の部分)
最初はうまく出来なかった盛り上げ胡粉の作り方も、回数を重ねる度に上手くなり、コツも掴めてきました!成長してきたぞ。
作り方は徐々に上手くなってきたけど、あとは塗り方。ここはもっと練習が必要だなと感じました。作品に立体感があると華やかになるのが好みなので、もっと美しく仕上げられるよう、これからも練習を続けていきたいと思います。
完成作品

好きなことで成長するのが楽しい
今まで私は『苦手なことや嫌なことを出来るようになることが成長だ』という考え方・生き方をしてきました。でも絵という『自分にとって好きなこと』をするようになってから、その考え方がガラリと変化したんですよね。
何かを学ぶことも、技術向上のためにコツコツ続けることも、試行錯誤し続けることも、好きなことならなんだかんだでやれてしまいます。
『苦手なことを出来るようになる』為に生きていた時のベクトルより、『好きなことをやっていく中で、苦手なことにも取り組んでいく』のベクトル方が、不思議と続けられるんですよね。必要な勉強も、コツコツ続けることも、試行錯誤し続けることも、好きな事ならなんだかんだでやれてしまいます。(コツコツがほんと苦手)
好きなことをすると言っても、その中には必ず『苦手だけど避けては通れないこと』も直面します。うおーー!もういやだ〜!って不貞腐れて、投げやりになったりもする。
…でも、どんなにうぎゃーってぐるぐるしても、少し休憩したら『…よし。再チャレンジだ!』ってなるんですよね。しつこくて諦められない気持ち。好きなことって、そんな粘り強さが不思議と出てきます。
嫌なことをする人生も、好きなことをする人生も、『学び続けること』自体は同じです。
どうせ同じなら、好きなことを通しての成長の方が好きです。だってやる気が出る。踏ん張れる。生きてる感じがする。絵という好きなことを通して気付いた、私にとっての真実でした。何かピンと来たところがあれば、受け取ってみてくださいね。
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作品制作記事の最後の文は、いつもその時のインスピレーションで書いています。インスピレーションなので、唐突にこんな内容になったりもするけど、お手柔らかにお願いします笑
『好き』のパワーほど、生を感じるエネルギッシュなものはないな〜とつくづく思います。要は『好きって最強!』ってこと(^^)♪
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