今作品では、神話や宗教ではお馴染みの『大天使ミカエル』がテーマになっています。
私は無宗教なのですが、なぜか昔からヨーロッパ（特にフランス）、天使や神話やファンタジー、宗教画のような雰囲気に惹かれる人間でした。（多分これってニッチな分野）
ミカエルはいつか絶対描こうと決めていたテーマでもあります。私流ミカエル、どうぞご覧ください♪
「調和』のミカエルを目指して
大天使ミカエルは、天使の中の長（おさ）と呼ばれている天使。色々な容姿でミカエルは描かれていますが、私は皆を束ねるような、勇敢かつ優しさもあわせ持つような姿で描きたいと思いました。
力強さと優しさ。それを表現するために、まずミカエルをムキムキにしてみました。男性性と言ったら筋肉、的な（笑）
あとは表情は柔らかくし、色味はブルーを使って冷静さを表現。でもブルーだけじゃちょっと寂しいので、ゴールドで華やかさと神聖みをプラス。前回に引き続き、星（今回は６芒星を採用）も多用しています。
というのも、６芒星は『調和』のエネルギーを表すから。今回のミカエルの『力強さと優しさ』を表すのにピッタリだと思いました。こんな風に、私は作品に取り入れるモチーフに意味を持たせる表現が好きです＾＾
ゴールドに一工夫を
ブルーとゴールドがテーマカラーと決めましたが、ただベタに塗っただけでは面白くない。そこで、前作品でも使用した『立体的になる画材』を使いました。
私の最近の作品では毎回のように使用しているギルディングキット。扱いが簡単な上に仕上がりも綺麗なのでヘビロテしてます。
使用箇所はピアス、剣、剣の周りを覆う光の粒の部分。その他のゴールド部分は日本画画材である『顔彩』を使っています。
アクリルでも悪くはないのですが、水彩のように扱えるので馴染みがあるし、かつ隠蔽力が高いのでおすすめです＾＾
肌や服の影部分には色鉛筆を使用し、柔らかさを出しています。水彩特有のムラはそのまま生かして、あえてその部分に色鉛筆で加筆。偶然の産物を愛でるスタイルです。画像だとあまり伝わらないかもしれません(＾＾；)
ブログのおかげでこうして作品を知っていただけるのは嬉しいけれど、やっぱりアナログ絵って現物をみて欲しいな〜と思います。画像じゃ全部は伝わり切らないのが切ない。
最後に、完成した作品がコチラになります。
あとがき
冒頭で神話や宗教画などの世界観・ファンタジーが好きとお話ししましたが、実はゲームも好きな私。（ゲーム実況見るのも大好き。なぜかびっくりされることが多いけど…）ゲーム好きと言ってもプレイするのはRPGばかり。しかも⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎ファンタジーシリーズオンリーという偏食(笑) ちなみに、私のファンタジーの始まりはナンバリング９から。最新１６も購入したのに、2024年時点でまだやれずじまい。もったいない〜！
ということで、どうかネタバレ厳禁でお願いしますね（笑）
以上、どうでもいいあとがきでした〜。またね！
これからも描き続けていくので、応援していただけたら嬉しいです！いつか絶対個展開いて、皆さんとリアルで会いたいなぁ…