たかが洋服、されど洋服

最近『お気に入りの洋服』というものを通して気づいたことがある。それまでも洋服はそれなりに好きで、気に入ったものを購入してはいたのだけれども、本当に着たいものというより、いつもどこかで「周りの人から見て変じゃないか?」という基準で選ぶことが多かった。

…だったのだが、ここ一年くらいの間で史上最高に惹かれる洋服に出会ってしまった。思い立ったが吉日よろしく、一人で新幹線に乗って何度もそのお店に通う日が続いた。

どんどん増えていく洋服たち。お気に入りで満ちてゆくクローゼット。

あまりの幸福な光景に「かわいいなぁ……はぁ」と、まるで恋をしているかのような状態になる自分がいた。一度眺め出したら毎回小一時間は経ってしまう。自分でも引くけど…笑

そして「服は好きなものだけにしたい」と、断捨離グセも更に加速。『もったいない』を手放して、たくさんのサヨナラをした。ときめかないものがどんどん減って、必要なものだけがあるクローゼットを見ていると、不思議と心までもが軽やかになった。

自分に正直に生きる練習をしてきた中で訪れたこの変化。自分に正直になると、「人目」「身の丈(年齢とか)にあった」「金額優先」が本当にどうでも良くなっていく。それに「私って好きなもののためなら、めちゃくちゃフットワーク軽いんだな!(それ以外はフットワーク重い)」や「物捨てるの結構得意だった」といった一面も見えた。自分が恋焦がれるほど惹かれるもの」を選ぶことが、どれだけ自分を満たしてくれるのかがわかった。

『これでいい』より『これがいい』。「で」と「か」の違いだけど、この二つの意味合いは全く違う。

時には『これでいい』と流れに身を任せることも大事だが、『私はこれがいいんだ!』と主体的に選ぶことが、自分への信頼にも繋がる。自分が本当に惹かれるもの・心地良いと感じるものをちゃんと自分に与えることは、こんなにも心地がいいものだったんだ。

自分の好きを眺めてニヤニヤして、むふふとなって、ニコニコが止まらない。まさに私は百面相状態。はたから見たらヤバイ変人だけど、いいの。だって楽しいんだもん。幸せなんだもん。

ちゃんと自分の”一番の気持ち”を汲んで、それを自分に与えることを”許す”こと。

”許し”は”色んな自分に許可を出すってことだ。自分を愛の眼差しで見つめることだ。それはとてもとても大事なことだったんだ。

その時、私の中のかさぶたがまた一つ、剥がれていく音がした。

かさぶたが取れた傷口は、とても綺麗になっていた。

たかが洋服、されど洋服。

たかが洋服ひとつで、こんな感覚になるとは思わなんだ。ありふれた日常って奇跡かも。

次のお休みの日はどれを着よう。考えるだけでえびす顔になっちゃう!

むは〜、楽しみだっ^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT US
筆者アイコン(横顔)
今乃かおり
食で生まれ変わった水彩画家。アート×自身の体験に基づいた食情報を発信中 | 調理師免許所持 | グリーンスムージーオフィシャルインストラクター | 詳しいプロフィールはこちら お問い合わせはこちらまで