前回の『山形のだし』に引き続き、もう一つご紹介したいのが郷土料理『冷や汁』。冷や汁は大まかに言えば『冷たい味噌汁』なので、食欲のない時でも酷暑のでもモリモリ食べられる、これまた山形には欠かせない夏の定番料理です。だし同様、こちらも野菜をたっぷり使用しているので、罪悪感なくたっぷり食べられます♪
冷や汁のミニ知識
冷や汁は、山形県の中でも主に置賜地域(米沢市あたり)でよく食べられている郷土料理です。蒸した野菜をだし汁に浸し、冷やして食べます。
代表的な具材は「うち豆」「干しシイタケ」「干し貝柱」「凍みこんにゃく」などですが、各家庭で具材は違っていたりもします。私も具材は色々アレンジして入れていますね(^^)
『ザ・田舎料理』という感じで、とっても素朴な味わいの料理です。でもシンプルゆえに飽きのこない、何度でも食べたくなる一品なんですよ♡
冷や汁のレシピ
材料
【出来上がり目安:4人前程度】
うち豆・・・・30g
小松菜・・・・4束(160g程度)
豆もやし・・・1/2袋
板こんにゃく・・120g
◎干し貝柱・・・・小さいものを6個
◎干しシイタケ・・小ぶりのもの3個
◎水・・・・・・・400ml
★醤油・・・・・・小さじ1と1/2
★味の母(みりんでもOK)・・・小さじ1と1/2
★しろたまり(白だしでもOK)・・大さじ1と1/2
作り方
〜下準備〜
◎の材料を全て合わせて、一晩漬けておきます。一晩経ったら、貝柱は手でほぐし、しいたけはいしづきを取って薄く切っておきます。
⑴下準備で用意しただし汁に、★の調味料を全て加えて中火にかけ、沸騰したら2〜3分煮る。このだし汁は冷ましておきましょう。
⑵各野菜の下ごしらえをする。
- うち豆・・・・1リットルくらいのたっぷりの水に打ち豆を入れて火にかけ、柔らかくなるまで煮ます。(目安は10〜15分)
- 小松菜・・・・蒸して冷まし、水気をしっかりと切る。その後、一口大にカットする。
- 豆もやし・・・軽く蒸して冷ましておく。
- 板こんにゃく・・・ボイルして冷まし、細めの短冊切りにする。
野菜が水っぽいと、味が薄まってしまう&べちゃっとした仕上がりになってしまうので、各野菜の水気はしっかりと切りましょう!何気ないけど、大事なポイントです。
⑶ 冷ました⑴のだし汁に、⑵の全ての野菜たちを入れる。(浸す時間は1h〜1晩。私はちょこちょこ味を見るのが面倒なので、一晩浸していることが多いです笑 それでも、しょっぱすぎるということは今までなかったかな。)あとは、お皿に盛り付けて完成!
だし汁に漬ける際は、上記写真のように大きめの容器に野菜を平たくのばしてだし汁を入れると、全体に均一に浸し汁が行き渡ります。
☟今回使用した材料☟
さいごに
冷や汁は、ホクホクとしたうち豆と小松菜のシャキッとした歯応え、貝柱と椎茸の旨みが効いた、素材の味を味わう素朴な一品です。
暑い季節にぴったりですが、一年通して美味しくいただける料理だと思います。私のレシピでは小松菜を使っていますが、ほうれん草でも美味しいかも!
色んな野菜で試してみて欲しいです♫
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